竹材・園芸素材愛知のあいちの竹屋

会員の紹介

株式会社 竹金商店

数少ない竹の伐り子として
地元の竹の良さを伝えたい

愛知県豊田市の株式会社竹金商店は、現在では数少ない竹伐りを専門とする竹材問屋です。創業から120年以上の長い歴史の中で、地元の竹産業の変遷を目の当たりにしてきました。「このあたりは昔から竹伐りがさかんでね。矢作川の流域は質のいい竹が採れるんで、竹を伐る職人さん、加工する職人さんが大勢いました。三河湾ののり養殖に使うのり竹や土壁に使う小舞竹で、竹の需要も多かったですしね」と話す3代目社長の鈴木邦男さん。長男の現在は中国の輸入竹の取扱いを主としながらも、旧松平地区、旭村、足助町など地元の竹林での竹の伐採、卸売を地道に続けています。

「中国の竹は、同じ種類、同じ寸法で大量に揃えられるのが魅力なんですが、それでも国産の竹の魅力は何物にも代えがたいですね。国産の竹は日本の風土で育っているので、日本の気候に合うんですかね。加工しやすいし、長持ちしやすいような気がします」。国産の竹は割高ですが根強い人気があり、名古屋城本丸御殿の復元にも竹金商店が地元で伐採、加工した竹が使われています。 「竹は伐ってもすぐ伸びる。伐ることで竹林の環境も保たれてきました。竹の需要が減って放置竹林が増え、竹の環境が損なわれているのは残念なことです」と、竹林の現状を憂慮する鈴木氏。今後もできるだけ地元の竹を扱っていきたいと語ります。

事業所名 株式会社 竹金商店
所在地 愛知県豊田市扶桑町2-188
代表 鈴木 英臣
事業内容 竹材、農業用割竹、造園資材芝串等の卸売、輪竹、割竹その他竹材加工
連絡先 TEL:0565-89-1678 FAX:0565-89-5070
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